韓国から日本へ

韓国の大学講義にゲストとして呼んで頂き、2泊3日で2つの大学を回った。「日本の児童福祉の課題〜東日本大震災の前と後〜」というテーマでの講義。東日本大震災が起きて、さらに顕在化した課題もあれば、高度経済成長期以降、まったく解決の糸口が示されていない課題、バブル崩壊後顕在化してきた課題など、様々な課題がある。

日本では、公務員の新規採用の削減などの理由に「震災」を挙げ、痛みを分かち合おう、などというふざけた宰相がいるようですが、若者が抱えている痛みにすら向き合っていないのに、痛みを甘受せよとはどういう了見なのだろうか。

政治家と官僚の仕事の出来なさを、震災という言葉で覆い隠した上に、若者にそのツケを払わせるとは憤りばかりである。