桜が待ち遠しい季節になりました。

大阪や東京の教育現場で、君が代の起立斉唱が大きく注目されてしまったせいで、肝心な主役である卒業生たちの旅立ちを祝うという本来の意義が、かすんでしまっている卒業式。そして秋入学が始まれば、桜の開花が待ち遠しい卒業式というのもなくなってしまうのかと思うと、寂しい限りだ。

明日は、卒業生が卒業パーティをするので、それに参加することになっている。今年の卒業生は、大学院進学やNPOで働くことを選択したり、福祉職や教育職、行政職につく人たちばかりで、一般の企業への就社を選択した人がいないというちょっと私にはびっくりな2011年度卒業生の面々。昨今の景気状況などを考えればなるほどと思う反面、本当に自分のやりたいことをしたいと考える人が多かったのだろうなと勝手に推測してしまう。


大学から次のステップに歩を進める卒業生の皆さん、今までの歩みに自信をもって、その歩んだ足跡が未来への希望の道しるべとなるよう願うばかりだ。


明日のパーティ、たぶん泣いちゃうんだろうな。