バレーボール

男子はロンドンには行けなかった。しかも試合前に決まってしまった。
今回の最終予選、確かに中国戦での敗退、韓国戦の苦戦がこういう結果になった。宇佐美さんのけがも痛かった。


最終予選だけを見ると、不運な面も影響していたように思う。でもここに至るまでに、世界との差を縮められなかったこと、これが不運を力に変えられなかったということなのかもしれない。いくつか具体的に。

1、女子に比べて、男子は絶対的なエースが定まらず、チームとしての戦術、戦略も伝わってこなかった。
 ・石島、清水、福澤、山本と柱になりうる選手が、柱になりきれなかった。
 ・故障明け間もない清水を選び、越川をメンバーに選ばなかった。

2、セッターの育成が全くできなかった。
 ・阿部、近藤、宇佐美とみんなベテランだけど、結局若手を育成できていない。
 ・今村とか高橋駿とか中堅若手は、ぜひがんばってほしい!!
 ・セッターに高さを求めるのか、スピードをそれ以上に求めるのか、攻撃パターンも含め全く見えなかったこと。

3、サーブ、サーブレシーブ力が世界と差がありすぎた。
 ・中国戦もそうだけど、サーブのミスが勝敗に影響した。この点は次の大会に向けて大いに課題にしてほしい。
 ・サーブレシーブも、肝心なところでミスが目立った。

ところで、次の監督は誰になるのだろうか。経験的には、中垣内さんかな。でも、今回の敗退の責任もあるから、後任はもめるんだろうな。どうせなら、中田久美さんに監督してもらうとかもありだと。。。


とはいえ、重要な大会にジャニーズをぶちこむ、ホームで開催することは、選手にとってよいことなのだろうか。少なくとも、世界でのバレーの普及という面からも好ましくない。次の五輪までに、チーム・選手の強化、育成はもちろん、大会運営含め抜本的に練り直してほしい。