私の本棚 その3

ひさしぶりに、読書記事をUPしまーす。秋は読書の季節。学園祭の準備や部活で忙しいゼミ生の方も多いでしょうが、時間があるときは、ぜひ読書を。



「ゲイコミュニティ」の社会学

「ゲイコミュニティ」の社会学

最近あまり、ゲイに関する本を読んでなかったなと思い、時間を見つけて読破。マイノリティの中でも「ゲイコミュニティ」に視点を定めた社会学の本。前提条件(ゲイの人が置かれている状況や暮らしなど)が掴めていないとちょっと読みづらいかもしれません。が、マイノリティコミュニティをどのように見るかということについて、歴史やつながり、思想という観点から切り込んでいます。「わたしたち」でいることの意味やあるいは社会の中で「わたしたち」でいることの難しさなどが書かれています。ということからも推測できるかもしれませんが、非常に骨太の本です。マイノリティ研究に興味がある方は、ぜひ一読されることをお勧めします。


性的虐待を受けた少年たち―ボーイズ・クリニックの治療記録

性的虐待を受けた少年たち―ボーイズ・クリニックの治療記録

  • 作者: アンデシュニューマン,ベリエスヴェンソン,Anders Nyman,B¨orje Svensson,太田美幸
  • 出版社/メーカー: 新評論
  • 発売日: 2008/01/01
  • メディア: 単行本
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児童虐待問題をどう見るのか。様々な観点から見る必要がある。しかし、日本ではあまり「少年」への性的虐待について目が向けられずにいる。性的虐待に関しこうした状況をどう見るか、それを考える上で非常に示唆に富んだ本である。


児童生活臨床と社会的養護

児童生活臨床と社会的養護

この本については、他の論文などと比較して後日感想を述べたいと思う。