マニフェストを調べてみよう(^o^)

今回の選挙、私は不在者投票するしかないな〜と言う感じの忙しい師走。。
何を基準に投票するかどうかは悩んでいるのですが、備忘として書いていこうと思います。
子ども虐待及び社会的養護に絞って各党の記述を書いていこうと思います。随時更新。。

自民党
http://jimin.ncss.nifty.com/2014/political_promise/sen_shu47_important.pdf

・虐待を受けた子供など保護を必要とする子供の早期発見や増加への対応、家庭的な環境で養育できる体制づくりを進めます。

虐待は増加しているという認識のようです。「家庭的な環境で養育できる体制づくり」が具体的に何を指しているのか、知りたいです。

民主党
http://www.dpj.or.jp/global/downloads/manifesto2014.pdf

・子ども虐待防止のため、さらなる支援を検討します。

さらなる支援とはなんだろうか。

維新の党
https://ishinnotoh.jp/election/shugiin/201412/pdf/manifest.pdf

※記載なし

予想通り・・・。

公明党
https://www.komei.or.jp/campaign/shuin2014/manifesto/manifesto2014.pdf

・生活困窮世帯等の子どもや児童養護施設等へ入所している子ども、ひとり親家庭の子どもの学習支援を強化します。

学習支援も、所謂子どもの貧困問題の中のメインテーマの1つだ。他のテーマ同様に、その分野の時事的な課題を取り上げているという点では、現場の声を聴く体制はやはり整っているのだなと感じる。

次世代の党
http://www.jisedai.jp/news/20141122.html

※記載なし

予想通りです。。

共産党
http://www.jcp.or.jp/web_policy/html/2014-sousenkyo.html

児童養護施設、里親制度などの整備・拡充すすめます

経済的、社会的事情をもった親が子育てできない状況におちいったり、予期せぬ妊娠に悩んだ時に、身近に相談できる体制を整備します。
児童福祉行政の中核的役割を担う児童相談所は全国で207カ所、乳児院は130カ所しかありません。児童相談所児童福祉施設、小児病院や保健所、子育て支援センターなどが連携して、親が育てられるための支援をつよめるとともに、困難な場合の受け入れ施設の拡充をすすめます。
児童養護施設などの国の最低基準を旧民主党政権が廃止し、自治体まかせにしてしまいました。国の責任で職員配置や施設整備の改善、小規模化、家庭的養護の推進を急ぎます。施設に暮らす子どもたちの教育、進学への支援をつよめます。里親制度は子どもたちを家庭的環境で育てるために重要な制度です。いっそうの拡充をはかり、里親への支援や研修の充実、制度の周知をすすめます。

児童虐待の防止対策を強化します

格差と貧困のひろがりを背景に、2013年度に全国207か所の児童相談所児童虐待相談として対応した件数は73,765件(速報値)で、過去最高を更新しています。児童虐待の防止、早期発見、子どもと親への専門的な支援などの独自の施策をつよめます。早期発見で子どもを守るために、保育所や学校、病院、児童相談所、保健所、子育て支援センター児童養護施設など、子どもにかかわる専門機関の連携をはかるとともに、職員の専門的な研修をつよめます。相談支援体制を充実させるために、児童相談所の増設、職員の抜本的な増員と専門性向上のための研修の充実、一時保護施設や児童福祉施設の整備増設、設備や職員配置の改善をはかります。虐待を受けた子どもへの専門的なケア、親にたいする経済的、心理・医療的、福祉的な支援をつよめます。

相変わらず分量は多い。実現性、具体的な進め方はともかくとして。。児童相談所の増設に触れている。しかし、地域にリソースが整備されていなければいくら増設しても効果が薄い。どういう単位で整備する必要があると考えているのか知りたい。

生活の党
http://www.seikatsu1.jp/special/2014manifest

※記載なし

貧困問題については触れているが、直接的に虐待や養護について触れている箇所は見当たらない。ちょっと意外。

社民党
http://www5.sdp.or.jp/policy/policy/election/2014/commitment.htm

・虐待による子どもの死亡、居所不明児童・乳幼児の問題なとの深刻化に対応するため、早急に児童相談所の職員配置を拡充し機能強化。

最近よく報じられている居所不明児童・乳幼児問題を取り上げている。ただ、児童相談所の職員配置を拡充することがどこまで、その問題の解決につながるかはわからない。行政全体の仕組みも根っこにあるので、具体的に示せる部分がもっとあったのではないかとも思う。

新党改革
http://shintokaikaku.jp/web/wp-content/uploads/2014/12/yakusoku1202.pdf

※記載なし

メインテーマはアベノミクスの軌道修正と思われるので、触れていないのだろうか。

票にならないので取り上げられることが少ない、という声をたまに耳にする。かき消されそうな中でも、アンテナをはり、耳を傾け、共に解決に向けて歩む、これが政治、政党、議員のあり様ではないか。虐待をめぐる報道が頻繁にある中で、政治として、政党として、議員として、何を成すべきかということをこの大事な選挙で少しでも示してほしかった。社会的養護も然り。耳触りのよいことだけに耳を傾け、目に入れたくない現実からは背ける、マニフェストを眺めるとどこか政党の思惑だけが目立ってしまっている、そんな思いが残った。